考察ってほどのことは全く一切なくて、ただの素朴な疑問なんだけど。





お子様になぜか人気のある、丸い顔に赤いほっぺ、そんでもって
空腹に苛まれた人がいたら、自分の顔を

「さあ、お食べ」

とか言ってみたりなんかして、力が弱くなっちゃうパンの人。


いつも思うのよ。

なんであんなに『存在感ないかな』と。

お子様になぜ人気があるのか、まずそこが理解不能な私。
いや、だって。

…私自身好きじゃないし。
まぁ…しまじろうが好きって言われるよか、なんぼかまし。
という認識は多少あるんだけど。
（しまじろうの着ぐるみ…の顔が、酷く嫌い。不細工だから。
いや…うん、あれは酷いよ？　卯月用にと頼んでる某チャレンジで
DVD見るたびに涙を誘う程に不細工よ。もう少し目の位置変えれば
可愛くなるのに…、不憫に思う程に不細工、そして嫌い）



それはともかく。本題。


アニメのオープニングを聞く度に、心底不憫になるのはアンパンマンのほう。
しまじろうなんて目じゃないくらいに、不憫だと思う。

だってさ、いきなりさ、作者自身が作詞する歌で

「愛と勇気だけが友達さ」

って言い切られちゃうわけよ？
友達がいないって言われたようなもんでしょ？
それなのに、ただひたすら友達でもなんでもない、言ったら赤の他人のために
自分の身を削る行為を強要されるわけだよね。
ま、もっともアンパンマンに親と言えるのはジャムおじさんだけで
後はただの他人なんだけども、まーそこは疑似家族的なあれというので
スルーするとして。（バタ子さんとかチーズとかね）
何にしても気の毒に、食パンマンとかカレーパンマンとか、メロンパンナちゃんとか
クリームパンダとかレギュラーキャラ達とは、実は友達じゃなかったのね、と。

本当に涙が出そうになるね。

とかいうくだらないことを相方に話したら、なぜかくだらないことに
真剣に答えてくれてたね。色々またくだらないことを。
…まぁ、それはほぼ私と同じ意見だったんで、書くに値しないのでいいとして。

何にしても、卯月のせいで見ることになったアンパンマン。
よくよく見てると、本当に主人公？　と思える程の存在感のなさ。
そうか、子供達にとっては友達のいない主人公はこの程度の露出でいいのか、と。
むしろゲストキャラや敵キャラの露出が高いほうがいいのか、と。

そんで思ったことは、アンパンマンの声当ててる戸田恵子さんの声のトーンが
微妙に抑え気味だな、とかね。
ホントにくだらないことをつらつらと思ってしまうのさ。


ああ、そうそう。
相方の言った素朴な疑問の一つ。

顔を食べさせてしまったアンパンマンが力が出ない場合限定で

顔を新しいものと変えた時に、その力のでない欠けた顔の行き先。
まだ食べられるのに、捨てられるんだろうか？
それとも、人知れず皆で食べるんだろうか？


エグイ想像にならないで済むのは、あんぱんだからなんだけども
何も知らずに「顔を食べる」って聞いたら、シュールだね。

ま、冗談はともかく、ね。
アンパンマンのあの存在感のなさは、作品として…というよりも
もし自分が作者だったら、悲しくなるさーってちょっと思うのでした。
控えめすぎるよ、アンパンマン。