えー、まず。

卯月ではなく、卯月の友人のことなのよ。
だから、実質実害のない話ではあるので、個人的に所詮他人事ってことでのんきにしてるという現実があることだけは、否めないことであるというのは…見ない振りしてください。





卯月が園で仲良くしていたお友達が一人。あ、その子は男の子で、卯月の場合家の近所では同じ園に通う子が女の子ばかりで、しかもバス登園ってこともありで、余計その女の子達と一緒に遊ぶ頻度が高かったわけですが、あくまで帰宅後の話。
園にいる間はそれぞれに友達がいるので、一緒には遊んでない様子。
てことで、卯月は男女共にお友達がいる子ですよ。

で、園で仲のいいお友達の件。
二人はずっと仲良くて、遠足でも一緒にご飯食べてたし、みんなでお絵描きって時も二人の絵が並んで描かれてるくらいのもの。
ほんと、仲良しなのねーって思って微笑ましかったわけ。
実際卒園式でもそのお友達のいるところに卯月が行って、二人でおしゃべりしてたしね。

ところが、ですよ。

そのお友達には「結婚したい」ほど好きな子がいるとかで、卯月笑ってる。
笑ってるの意味は、特に意味はないんだけども、聞いてる限りじゃ笑い事じゃない。

いや、だって。



「S君（卯月の友達）、M君（同じ組の男の子）と結婚したいんだって。いつもチューして嫌がられてる」



おい。


まじか！？



と、私は親御さんのことが不憫に思えたのよ。
……えっと、卯月のお友達の初恋は、相手が男！？っていう衝撃的な事実がね。





……卯月が私に向かって、まだ皐月が生まれる前だったと思うんだけども

「かあちゃんとうーちゃん（当時の卯月の自称）の赤ちゃん欲しい」

とか言ったことより、衝撃的だと思ですよ。
そんなわけで、最初はね冗談みたく聞き流したかったけど、詳しく聞く限りそうじゃなくて本気らしくてね。
でもまー…相手の男の子はそういうつもり一切なく、拒否ってるようなんである意味…初恋は実らないで終了ではあるでしょう。


ちなみに。

卯月のお友達は、卯月とは違う小学校へと進むので（校区が違うので中学も違う）まー…きっとこれっきりになるでしょう。
縁があれば、高校で。でもきっと忘れてるに違いない（笑）




うん、とりあえずは。
卯月のお友達が、もしかしたら自身の性に悩みを抱えるような、そういうことがないといいけれど…と、ぼんやり思うのでありました。

やー…やっぱりそういうのツライと思うから。
そういう友達がいて、苦しんでても話を聞くしか出来なかったからね。
その友達は体は男だけど、心は女っていう形だったから私の中では女の子の友達扱いなんだけどもね。